今年の秋にレトロモダンな施設に生まれ変わった「九段会館テラス」。周辺には日本武道館、国立近代美術館、桜の名所として知られている千鳥ヶ淵緑道や紅葉が美しい北の丸公園などの観光名所があります。「九段会館テラス」は貴重な建築物が保存されており、最高に美味しいグルメも堪能できる九段下エリアの新たな観光スポットです。
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レトロ可愛い「九段会館テラス」を探索!
旧九段会館は1934年竣工で、その歴史は約90年とかなり長いです。軍の訓練や宿泊に使われ、終戦後にGHQ(連合国軍が日本占領中に設置した総司令部)に接収され、1957年に「九段会館」として開業しました。その時からホテルや結婚式場・宴会場として使用されるようになりました。
2011年の東日本大震災で被害を受けた建物が閉館。その後、登録有形文化財建造物「旧九段会館」は、洋風な外観に和風瓦の屋根をもつ「帝冠様式」の一部保存しながら建て替えが行われました。帝冠様式をもっとも表している建物北側部分をL字状に保存し、免震対策を施しました。
建物に入れば、どの部分が新しくて、どこが保存されている部分なのか、一見わからないほどデザインが調和されています。実は、新旧の見分けが簡単できるポイントがあります。それは床にある「ライン」!
4階の「九段会館テラス ギャラリー」では、旧九段会館の歴史、今回の解体と修復の裏話を知ることができます。
「九段食堂」のテラス席でヘルシーランチ
「東京 九段会館テラス」には、九段会館テラスのオフィスワーカーだけでなく、誰でも気軽に利用できる食堂が地下1階にあります。
「九段食堂 KUDAN-SHOKUDO for the Public Good」では、全国の農家から直接仕入れるオーガニック食材を使い、バランスの取れたメニューを心がけています。余った材料を捨てるのではなくて、次の日の献立でうまく利用して、できるだけフードロスを減らすようにしています。
九段食堂でぜひ食べてみてほしいのは、ちょっと贅沢な「Local comfort teishoku」です。私が食べた時、チキンのパン粉焼き、ヘルシーな玄米、新鮮な野菜、カボチャのスープやピクルスのセットでした。肉がとてもジューシーで、野菜の味が濃くて、季節も感じられて、とにかく美味しくて大満足です!
屋上庭園で「VMG CAFE」のアフタヌーンティー
5階には屋上庭園とお洒落なカフェがあります。
テラスを見渡せるように、全面ガラス張りの「VMG CAFE」で、今「とてもリーズナブルで絶品だ!」と話題のアフタヌーンティーをいただきました。
季節によってアフタヌーンティーの内容は変わります。カフェを訪れた時、ちょうどクリスマスをテーマにしたセットでした。「VMG CAFE」のアフタヌーンティーの特徴は、お食事系とスイーツ系のものがバランスよくアレンジされていることと、オーガニックティーブランド「Mighty Leaf」やオリジナルブレンドのコーヒーが飲み放題であることです。
運ばれてきた10品のセットはインパクト大!セイボリー5品とスイーツ5品で、ちょうど半々でした。赤いスコーンや、アーモンドで松ぼっくりを再現したキャビアルージュ乗せのシュー生地など、シェフのこだわりを感じました。見た目が楽しい絶品ばかりでした。
アフタヌーンティーのもう一つの主役はお茶。ホットもアイスもあります。Mighty Leafのお茶を初めて飲んでみて、その美味しさに驚きました。ファンが多いそうで、アフタヌーンティーの時間内で6種を飲む方もいらっしゃるそうです。
今回は、生まれ変わった「東京 九段会館テラス」の建築とグルメをエンジョイしました。周辺に観光名所が多い九段下エリアですので、ぜひ「東京 九段会館テラス」を観光コースに入れて、オールド&ニューの美しい建築の融合を体験してください!
九段会館テラス(KUDAN KAIKAN TERRACE)
https://www.tokyokudan.com/cafe/
https://kudan-kaikan-terrace.jp/
東京都千代田区九段南1-6-5
Google Maps: https://goo.gl/maps/S1To6YWGRL7WiiZE8
最寄駅:九段下駅
九段食堂 KUDAN-SHOKUDO for the Public Good
https://kudan-kaikan-terrace.jp/facility/cafeteria/