冬は鍋料理!元力士プロデュースの絶品塩味「ちゃんこ鍋」


日本の美味しい冬料理と言えば、なんといっても「鍋料理」。なかでも「ちゃんこ鍋」は、相撲力士が日常的に食べている栄養バランスのとれた鍋料理として大変人気があります。神田錦町の「時津洋(ときつなだ)」は、元・相撲力士が開業した本格的な「ちゃんこ鍋」レストランです。

お店の入口には、元相撲力士・時津洋の似顔絵

お店は、大手町駅から徒歩4分のところにあります。入口の木製のスライドドアを開けると、店内は明るくアットホームな雰囲気です。そして、相撲部屋に来たと錯覚するような番付表や提灯などの相撲アイテムが店内に飾られています。

49歳の若さで亡くなった時津洋の現役時代の写真
相撲力士の箸置きが可愛い!!
ランチョンマットには時津洋の手形。なんて大きい手でしょう!

グルメ評価サイトで圧倒的な人気のこちらのお店の名物は「黒豚と地鶏の塩味ちゃんこ鍋」。お酒に合うオリジナルの一品料理もたくさんあります。

黒豚と地鶏の塩味ちゃんこ鍋は、テレビ番組で優勝したほどの評判の高さ(左:塩味のちゃんこ鍋 ※2人前)
時津洋の似顔絵のラベルが可愛い。お鍋にも一品料理にも合う日本酒でオススメです。

ちゃんこ鍋は、基本的に数人でシェアしながら食べます。こちらのお店では、夜は2人前から注文ができます。ちゃんこ鍋はボリュームがあるので、人数分より少なめに注文して、お鍋が出来上がるまでの間に一品料理を頼みましょう!
(※昼間は、一人でも楽しめる「ちゃんこ鍋ランチセット」を提供しています。)

ほうれん草の胡麻和えとジューシーな「自家製唐揚げ」

しばらくすると、スタッフがお肉と野菜が山積みになっている巨大な鍋をテーブルに運んで、調理してくれます。

野菜、キノコ類、豆腐の厚揚げ、鶏団子と豚肉が入っています。
具材をグツグツ煮込めば完成です!
私の出身地ドイツでは、レストランの料理をシェアする習慣がありません。大きな鍋を囲んでみんなと一緒に同じものを食べるお鍋料理はとても楽しくて、大好きです!
具材の中で私が最も好きな鶏団子!

塩味のちゃんこ鍋は、鶏肉、豚肉や野菜の出汁が効いていて、とても濃厚な味でした。スタッフが調理の途中で加えたニンジンと大根は美味しい汁をたっぷり吸っていて、その美味しさが特に印象に残りました。

時津洋の出身地である徳島県の名物「半田ソーメン」

日本では、お鍋の具材を食べた後に、残り汁で「シメ」というもう一品の料理をする慣習があります。こちらのお店では、ソーメンと雑炊の2種類から選べますが、どちらも気になったので、奮発して両方とも注文しました!

やや太い麺でコシがあり、豊潤な残り汁ともよく合って、美味しいソーメンでした!

雑炊の中には山芋も入っていて、食感がとてもフワフワしていて、今まで食べた雑炊の中で一番美味しかったです。ソーメンか雑炊かどちらのシメを皆さんにお勧めすべきか悩みます。食欲旺盛な方は、ぜひ両方のシメを楽しんでください!

シメの雑炊は、玉子を入れて、薄切りの海苔をトッピングします。

寒い夜に家族や友人と一緒に大きい鍋を囲み、わいわいしながら本格的なちゃんこ鍋を食べるのは、日本の食文化体験としても欠かせません。
今年の冬は、本格的なちゃんこ鍋をぜひ召し上がれ!

時津洋 TOKITSU NADA

https://www.tokitsunada.jp
東京都千代田区神田錦町1-21 大手町モダンビル1階
Google Maps: https://goo.gl/maps/HgAiSfDJS8ze92p66
最寄駅:大手町駅、小川町駅、神田駅