迫力のパフォーマンス!江戸の伝統文化を引き継ぐ「神田祭」の見どころ3選

いよいよ待ちに待った「神田祭」が5月に開催されます!

「神田祭」は、京都の「祇園祭」、大阪の「天神祭」と並ぶ「日本三大祭り」のひとつで、2年に1度開催される伝統的な祭りです。ぜひ、逞しい掛け声で活気に溢れる神輿の競演、豪華絢爛なパレードを間近で体験してください!私、マライ編集長が「神田祭」の見どころをお伝えします。

(動画は、2019年5月開催の神田祭の模様)

「神田祭」とは

江戸・東京は、江戸時代に「職人や商人の街」でした。材木、鍛治、染物、青果など様々なものづくりや商いが行われました。「神田祭」は、神田明神に祀られている神様に感謝し、益々の繁栄を祈念する行事として今日まで受け継がれています。

神輿の御霊入れ

神田祭の開催エリアは、秋葉原の近くにある神社「神田明神」と神田の各町会エリアです。祭りの始まりは、5月11日、神田明神で祀られている神霊を「鳳輦(ほうれん)」という乗り物とお神輿に移します。次の日は、各町会でも神霊をお神輿に入れます。そのお神輿で、担ぎ手たちが町内を練り歩きます。

仲良しの町会がそれぞれのお神輿を担いで、集まるイベントもあります。

神田祭での挨拶は、全員で手を叩く「3・3・3・1」というリズムです。この拍手でその場にいる人々が一つになるので、ぜひ一緒に手を叩いてください。

神田祭の見どころ3選

何と言っても神田祭のハイライトは、週末に開催される「神幸祭(しんこうさい)」、「附け祭(つけまつり)」と「神輿宮入(みこしみやいり)」です。

① 神幸祭
5月13日(土)の「神幸祭」は神田明神からスタートする行進です。平安時代の衣装をまとった神社の方々(約1,000人)が、3基の鳳輦(ほうれん)・神輿(みこし)を中心に、神田の氏子108の町会を廻ります。練り歩く距離はなんと30キロ!

「神幸祭」のおすすめ見学スポット(※およその時間と場所です)
・11:40 秋葉原駅前
・16:30 日本橋三越本店前(日本橋中央通り)

神幸祭

② 附け祭
三越前エリアでは、もう一つの楽しい行進が神幸祭の行進に加わります。「附け祭」と呼ばれているパレードでは、江戸の伝統文化に楽しく触れることができます。面白くてカラフルな山車は必見です!

附け祭

③ 神輿宮入
5月14日(日)は神田祭のクライマックス「神輿宮入」です。各町会のお神輿がそれぞれの集合場所から一斉に神田明神を目指します。ご神霊をお神輿から神社に還す儀式です。神田明神の境内では、その儀式を朝9時頃から夕方まで見学することができます。

女性もお神輿を担げます!
担ぎ手たちが息を合わせ、お神輿を差し上げることがきたら、宮入りは成功とされます。

江戸の伝統文化と人々の絆の強さを受け継ぐ「神田祭」の迫力をぜひ現地で感じてください!

「神田祭」公式HP: https://www.kandamyoujin.or.jp/kandamatsuri/

神田祭」スケジュール:

5月11日(木)19時 鳳輦神輿遷座祭(ほうれんみこしせんざさい)
神田神社で祀られている神様3柱の御霊を特別なお神輿に移す儀式
5月12日(金)夕刻  氏子町会神輿神霊入れ(うじこちょうかいみこしみたまいれ) 各町会で神霊をお神輿に入れる儀式
5月13日(土)終日   神幸祭(しんこうさい)
神田明神から出発するパレードは、8時〜19時(神田、日本橋、大手・丸の内、秋葉原を巡行)
5月14日(日)終日   神輿宮入(みこしみやいり)
5月16日(火)11時  表千家家元奉仕献茶式
5月16日(火)18時  明神能・幽玄の花(金剛流薪能)
5月17日(水)14時  例大祭


神田明神

東京都千代田区外神田2丁目16−2
https://www.kandamyoujin.or.jp/kandamatsuri/
最寄駅:御茶ノ水駅、新御茶ノ水駅、秋葉原駅、末広町駅
Google Maps: https://goo.gl/maps/GGQXvgpT1wuS2Ucz7