トンカツ、カレー、レトロカフェ!行列ができる神田神保町のグルメ店4選

 

有名な古書店街の「神田神保町」。この街は古くから複数の大学があって、本好きとお腹を空かしている大学生たちが集まるエリアでもあります。海外からの観光客も独特の雰囲気がある「神田神保町」に最近よく訪れています。古書店やヴィンテージ雑貨店めぐりで小腹が空いたら、どこで食事したらいいでしょうか? ぜひ訪れてほしいおすすめのレストランとカフェをご紹介します!

60年間守り続けた伝統の味。大人気の日本の食堂「キッチン南海」

「キッチン南海 神保町店」は、開店前から行列のできる大人気の食堂です。とてもリーズナブルなお値段なのに、ボリューム満点で激ウマ!それが「キッチン南海」の人気の秘密です。創業60年の本店がビル老朽化のため2020年に閉店し、代わりに独立店としてリニューアルオープンしたのが「キッチン南海 神保町店」です。

いつも行列ができる「キッチン南海 神保町店」

人気店なので行列に並ぶことを覚悟しなければいけませんが、スタッフが事前にオーダーを取りにきてくれるので、店に入ると料理が割と早く出てきます。14時〜15時の間は比較的空いているので狙い目です。

レトロでかわいい内装とお料理のサンプル
メニュー表を画像で翻訳すれば、日本語が読めなくても、スムーズに注文できます。
料理長の中條さんは、本店で20年以上料理長を務め、伝統の味を守ってきました。

「キッチン南海のカツカレー」は「元祖」と言われています。豚肉、玉ねぎなどの具材の旨味と、10種類のスパイスの風味を煮込みと寝かしを繰り返し、合計10時間ほどの時間をかけて作るそうです。その結果、辛味と甘みが絶妙なバランスのカレーソースが出来上がります。薄めのカツレツに、バター入り生パン粉の太めの衣をつけることで、衣にカレーが絡みやすくなり、サクッとした食感とカレーの風味を同時に味わえます。かなりボリュームがあるのに、Visit Chiyoda編集長のマライはカツカレーをぺろりと平らげました!

漆黒のカレーソースが特徴の「カツカレー」

料理を注文してびっくりしたのが、店頭にある食品サンプルよりもサイズが大きかったことです。特に、えびフライは本当にビッグサイズ!ご飯も付くので、絶対に満腹になれます。

「えびフライとクリームコロッケ」の定食

「キッチン南海」で、日本の食堂の伝統の味をご賞味あれ!

キッチン南海神保町

東京都千代田区神田神保町1-39-8
Google Maps: https://maps.app.goo.gl/Zm91C6FVczCBHHDB7
最寄駅:神保町駅

厳選素材のとんかつは絶品!ミシュランガイド掲載店「神田ポンチ軒」

「とんかつ激戦区」と呼ばれているこのエリアに2012年にオープンした「神田ポンチ軒」では、肉厚ジューシーで、サクサクの衣がついた「とんかつ」を味わえます。

とんかつ名店「神田ポンチ軒」。開店と同時に長い行列ができます。

「神田ポンチ軒」のとんかつは、「ミシュランガイド東京」のビブグルマンに選ばれるほど絶品なのです。「神田ポンチ軒」で使われている油は、ゴマ油とコーン油をブレンドしたものです。ラードで揚げるよりも「とんかつ」がこってりとせず、カラッと軽めに揚がるのが特徴です。

とんかつをじっくり揚げたあと、しばらく寝かせ、予熱で完全に仕上げます。

ヒレカツとロースカツにはそれぞれ「上」「特」の2種類があり、お肉の原産地が異なります。「上」は素直な肉質のメキシコ産、「特」は旨みの強い上質な沖縄産です。

左は「特ヒレ豚かつ」。右は「特ロース豚かつ」

実際に味わってみると、その美味しさに感動します!衣はサクサクで、お肉は噛めば噛むほど旨みが口の中で広がり、調味料をつけなくてもペロリと食べちゃえます。

ちなみに、グループでシェアする夜限定メニュー「特ヒレ丸ごと一本揚げ500g」も大人気です。とんかつが好きなら、「神田ポンチ軒」に足を運んでみてはいかがですか?

神田ポンチ軒

https://www.ponchiken.jp
英語のメニュー: https://www.ponchiken.jp/english-menu/lunch/
東京都千代田区神田小川町2-8 扇ビル1階
Google Maps: https://goo.gl/maps/976KwHLRy8gVdjCc7
最寄駅:小川町駅、淡路町駅、新御茶ノ水駅、御茶ノ水駅、神保町駅、神田駅

茹でたジャガイモ付きがうれしい!欧風カレーの老舗「ボンディ」

神田神保町エリアには、多くのカレーレストランがあります。その中でも「ボンディ」は、「欧風カレー」の名店です。「欧風カレー」は実は日本生まれで、スパイスはしっかり効いていますが、チーズなど乳製品が入って「まろやかな味」が特長です。
カレーを注文すると、一緒に茹でたジャガイモとバターがついてきます。

茹でたジャガイモ付きがうれしい!

カレーのルーとご飯は別々の容器に入っているため、自分の好みの量をカレーにかけて食べます。ご飯の上のチーズが徐々に溶けて、スパイシーなカレーと混ざることで、ほんのり甘くスパイシーでまろやかな深い味わいを生み出します。この風味豊かなカレーを一度味わえば、すっかり虜になってしまう人たちが多いそうです。お店のスタッフに聞いたら、初めての人にはビーフカレーがおすすめです。

卓上のお漬物で「味変」を楽しめます。
デザートにはプリンを頼むべし!絶品です!

「ボンディ」のカレーは人気が高く、行列ができるので、ランチタイム、ディナータイムより少し早めに訪れることをお勧めします。カレー文化が根付いている街なので、ぜひ美味しいカレーをトライしてみてください!

欧風カレー ボンディ 神保町本店

http://bondy.co.jp/web/contents/shoplist.html
東京都千代田区神田神保町2−3 神田古書センタービル2F
Google Maps: https://goo.gl/maps/gzoS4vKtHTRSTxHfA
最寄駅:神保町駅

まるで山小屋!? 壁に落書きがある謎めいたレトロカフェ「さぼうる」

1955年創業のカフェ「さぼうる」は、とにかく見た目のインパクトが大!外にはトーテムポールがあり、そして店内はまるで山小屋のようです。半地下の階は、秘密結社の集会場のような、ハリーポッターに出てきそうな、不思議で魅力的な空間です。壁をよく見ると、そこには周辺の大学生たちが書き残したサインやメッセージがあります。

壁の落書きには1968年頃の学生運動のものや、有名アーティストのものもあります。※現在、落書きは禁止です。

「さぼうる」の人気メニューはなんといっても生ジュース!複数あるフレッシュジュースのうち、イチゴ味が一番人気だとか。

分厚い、ふわふわのトーストやサンドイッチのメニューも充実していて、軽食もとれます。老舗の喫茶店ですが、若者を含め幅広い年齢層のお客様がいて、スタッフもフレンドリーで、とても楽しい雰囲気です。

(左)トースト(右)ツナのサンドイッチ)

神田神保町でお気に入りの本を買った後に、「さぼうる」に立ち寄ってみてはいかが?

さぼうる

東京都千代田区神田神保町1-11
Google Maps: https://goo.gl/maps/EpJ8d3caSWKQVv3P9
最寄り駅:神保町駅